「おもちゃのドローンだし、屋外で勝手に飛ばしてOKでしょ!」
この考え方は危険です!
おもちゃのドローンでも屋外で飛ばすときには注意しないと罰則になる可能性はあります。
そこで本記事では入見神社の一等無人航空機操縦士の神主がおもちゃのドローンを屋外で飛ばせる場所の見つけ方をわかりやすく解説します。
おもちゃのドローンでも屋外で飛行させるなら3つのステップをクリアしましょう!
おもちゃのドローンを屋外で飛ばせる?
結論からお伝えすると、おもちゃのドローンは屋外でも飛ばせます。
しかし…
注意点が3つあります!
①他の人に迷惑をかけない
②風に気をつける
③法律を守る
おもちゃのドローンを屋外で飛行させるときには、他の人に迷惑にならないようにします。
おもちゃのドローンでも人に近づけて飛ばさないでください。
おもちゃのドローンでも回転したプロペラが目に当たれば、失明する可能性もあります。
また、カメラ付きドローンで撮影した画像をSNSなどに載せるとプライバシー権の侵害に当たる場合もあるので注意してください。
つぎに風にも気をつけましょう。
100g未満のおもちゃのドローンは軽くて、センサーの付いていない機体も多いです。
ある程度は屋内で練習してから屋外で飛行すれば風に吹き飛ばされるリスクを減らせます。
最後に法律です。
100g未満のおもちゃのドローンは、航空法の規制をほとんど受けません。
この2つくらいです。
・250m以上の高さを飛ばしてはいけない
・空港の周辺で飛ばしてはいけない
航空法以外にあと2つ確認することがあります。
①土地の管理者への確認
②小型無人機等飛行禁止法の飛行禁止区域の上空ではないか確認
この2つも確認を怠れば罰則もあるので注意してください。
100g未満のおもちゃのドローンを屋外で飛ばすときの注意点はこちらで詳しく解説してます。
2.おもちゃのドローンを屋外で飛ばせる場所の見つけ方
おもちゃのドローンを屋外で飛ばせる場所の見つけ方です。
3つのステップをクリアして安心安全におもちゃのドローンを屋外で飛ばせる場所を見つけましょう。
ステップ1:地図のチェック
おもちゃのドローンを屋外で飛ばせる場所の見つけ方のステップ1は地図のチェックです。
地図を見て、おもちゃのドローンを飛ばせそうなひらけた場所を見つけます。
・Googleマップ
・Googleアース
この2つでチェックするのがおすすめです。
おもちゃのドローンの免許についてはこちらで解説してます。
ステップ2:管理者への確認
おもちゃのドローンを屋外で飛ばせる場所の見つけ方のステップ2は管理者への確認です。
見つけた場所の管理者(所有者)に許可をとります。
自治体の条例でドローンの飛行を禁止している場所もあるので重要なステップです。
管理者(所有者)の見つけ方は、インターネットで「〇〇 管理者」と検索すればわかります。
公園でおもちゃのドローンを飛ばしたい時にはご確認ください。
ステップ3:飛行禁止地区の確認
おもちゃのドローンを屋外で飛ばせる場所の見つけ方のステップ3は飛行禁止地区の確認です。
見つけた場所が小型無人機等飛行禁止法の飛行禁止区域の上空ではないか確認します。
小型無人機等飛行禁止法で飛行を禁止している重要施設はこちらです。
・国の重要な施設(参考※重要施設一覧)
・外国公館等(参考※外国公館等施設一覧)
・防衛関係施設(参考※自衛隊施設一覧、在日米軍施設一覧)
・空港
・原子力事業所
見つけた場所の付近に対象施設がある場合は警察庁や防衛省、外務省の地図で飛行禁止区域の上空に該当していないか確認します。
すべてのステップをクリアしたら周りの人に配慮し、気象状況に注意しながら飛行させましょう!
ドローンを今から始める人におすすめの国家資格の取り方はこちらで解説しています。
おもちゃのドローンも安心安全に
おもちゃのドローンを屋外で飛ばせる場所の見つけ方を解説しました。
おもちゃのドローンも屋外で飛ばせますが、何も調べずに飛ばすのは危険です。
この3つのステップをクリアして、おもちゃのドローンを安心安全に屋外で飛ばしましょう。